篠田太郎
Taro Shinoda
1964年東京都生まれ。造園を学んだ後に作家活動を開始する。彫刻、ビデオ、インスタレーション、ペインティングなどさまざまな表現手法で、一貫して人間と自然の関わりを深く問う作品を制作し、国際的に高い評価を受けている。さいたま国際芸術祭(2020年)、シドニー・ビエンナーレ(2016年)、シャルジャ・ビエンナーレ(2015年)、イスタンブール・ビエンナーレ(2007年)、釜山ビエンナーレ(2006年)ほか国際展に多数参加している。
- 作品番号 :
- C1
- タイトル :
-
幼年期の終わりに
- 制作年 :
- 2021
篠田太郎は、人間と自然の関わりを問い続け、これまで大型のインスタレーション作品を数多く制作しています。今回、篠田は石巻で作品を発表するにあたり「誰にとって何をもって復興と考えるのか」を自問しました。そしてその葛藤や戸惑い、ジレンマを含んだ大きな問いを、文字どおり俯瞰的にとらえようと雲をイメージしました。篠田は作品を通して「空に浮いて無になって思いを巡らせてほしい」と言います。タイトルは、人類の次のステージを描いたアーサー・C・クラークの1952年のSF小説から引用しました。
- 展示場所 :
- 旧荻浜小学校 校庭