今日も暑かったですね。
今日は現代詩人の吉増剛造さんに、再びお会いしたくて、急遽ではありましたが、再度鮎川に足を運んでしまいました。
その前に、前回訪れたときに妻子が見られなかった桃浦エリアに寄り道。
増田セバスチャンのピアノを弾かせたくて・・・。
子どもたちは、とても楽しそうに鍵盤を叩いていましたね。
親の自己満足ではありますが、連れてきて本当に良かった。
そして吉増剛造さんとの再会。
ちょうど「詩人の家BAR」の時間帯にお邪魔してしまいました。
みんな近所の顔馴染みが集まっている感じで、ちょっと遠慮してしまいました。
吉増先生と少しお話させていただいて、この2ヶ月「疲れた、特に暑い日は大変でした」と本音。
鮎川で一番印象に残っていることは「鯨の解体」だそうです。
そして、「Artというのは、言葉以外にも、絵画だったり、彫刻だったり、相手に伝える手段が沢山あるのですね」とお伝えしたところ、目を開いて「本当です、今回それはとても勉強になりました」とおっしゃっていました。
吉増さんから、直筆サインと東京本宅住所記載の名刺もいただき、感無量です。
青葉市子さんもいらっしゃるということで、会いに行きました。
作品の「風の部屋」では、ピンクの衣装をまとった青葉さんが白いインクを床に垂らしていました。
最終日の16時半近く、会期最終日のもう閉館という時間なのに、まだまだ「風の部屋」の創作が続いていたのでびっくりです。
先日次男が一瞬テレビに映った時に、桜井和寿の歌がBGMに流れていたのです。
調べてみたら、「Waht is Art?」という、小林武史作曲のReborn Art Festivalのテーマ曲とも言うべき楽曲でした。
自分なりに「Art」というものを解釈するなら、やはり「愛」が根源の表現方法なのではないでしょうか。
「原始の時代に、異性好かれたくて綺麗な石を拾い集めて並べてみた」とか、「中世の時代に、異性を思って粘土細工を作ってみた」とか、「令和の時代に、父の日にパパの絵を書いてみた」とか、もともとは「愛」から始まったんだと思うんですよね。
私の中での結論は「Artとは、愛を何かで伝えたい」ってことかなぁ。
常日頃「時間とお金の有効活用」しか考えていない私のサラリーマン人生にとって、延べ5日間石巻でArt作品を巡りながら家族と過ごした2019年の夏は、忘れられない夏になりました。
さて、帰りの車内で妻子と「何が一番印象に残っているか」を聞き合っていたら、私は「小積エリア」、妻は「White Deer (Oshika)」、4歳の長男は「マツキチ」(小積エリアで会った犬)という答えでした。
また2年後もReborn Art Festivalが開催され、家族全員で参加できることを、今から願っています。