まとめ
リボーンアート・ダイニングで、今村正輝は何を伝えたかったのか!?
「リボーンアート・ダイニング ゲストシェフDAY ゲストシェフ #3今村正輝「いまむら」(石巻)」として1話のブログでまとめようと思っていたのですが、
1品1品1皿1皿の趣向、味わいのインパクトが強くて、1皿1皿6話のブログに分けました。
最初にメニューを見た時に、
1、目の前に広がる海の中では(船上でのご提供)
2、ダイニングに向かう散歩道で(10分程度徒歩でダイニングへ)
3、籠の中を覗いてみたら(3皿目以降、ダイニングで着席)
4、100年続く街の味
5、川開き祭り
料理の内容が全く想像出来ませんでした。
そしてその料理名に、詩人を感じたのです。
例えば1皿目が「ムール貝、牡蠣とワカメの出汁でとった潮汁」でもいいのですが、「目の前に広がる海の中では」というメニュー名だったら、わくわくしますよね。
そして船に乗せていただき漁師さんともお話しさせていただき、牡蠣漁もご説明していただき、作品を見ながら鹿肉バーガーを食べたり・・・、まさにフードアドベンチャーでした。
「食材を選んで、料理を作って、出す」を超えた、エンターテイメントな時間でしたよ。
あの日今村さんと会ってから別れるまでの時間の、今村さんの料理人の範疇を超えた総合プロデュース能力というのかな、彼といる1分1分ずっとわくわくしていましたね。
今村正輝って、リボーンアート・ダイニングって、凄いよね。
今回初めてお会いした時に、今村さんが持っていた看板の「共につくる」の「共に」の対象は、果たして何なのか?
そして「作る」ではなく、「創る」でもなく、「つくる」、これをずっと考えていました。
「お客様と共につくる」→ありきたり
「石巻の自然と共につくる」→これもありきたり
「生産者(仲間)と共につくる」→実は僕が一番最初に思ったのは、これ。
今回は漁師さんお二人(伏見さん、江刺さん)、鹿猟師さん(島田暢さん)、鹿肉バーガーを配ってくださった方(西崎涼真さん)、マグロの解体ショーのお兄さん・・・。
ダイニングでお料理を給仕してくださったスタッフの皆さん以外にも、僕が気づいただけで沢山のお仲間達。
そして鹿バーガーとデザートの2品では、リボーン参加アーティストの作品と「共につくり」ました。
「生産者(仲間)と共につくる」だとワンウエイなイメージがあるけど、しっかりとお客さんの胸のど真ん中に「共につくる」の矢が届きましたね。
いつか四季彩食 いまむらで、リボーンの夏、このリボーンダイニングの思い出を語りたいです。
今村さん、お仲間の皆さん、最高の夏の思い出をありがとうございました。